芸能オーディション受けてきました

某有名芸能社のオーディションを受けてきました。
頭に浮かんだ将来の選択肢はなるべく試してからあの世に逝こう、
という20代前半から続く持論によるものの一環です。
というわけで
独身のうちはこんな感じが続くのかも。

オーディション内容をSNSに書くのは禁止ということなので、
ブログに感想だけ。

楽しかったです。

少しでも芸能に興味があるのなら、
受けてくることをおすすめしたい。

外人かな?と思うような
超かわいいこや超イケメンなんか1,2人です。

99%の人は
セリフ読みで泣けたり
劇的に歌がうまいとか
お笑い志望とかそういう
まさに
俺には(私には)芸能があると信じている方。

人前で披露することに抵抗がないどころか喜びを感じるのなら、
ぜひ行ってみて欲しいです。

とかいいつつ
受付の例に長時間並んでいたら
雰囲気に飲まれてドタキャンして帰った気がします。
早く到着しておいて大正解。
受付に並ぶ子らのまあ若いこと。
加えて
香水を5㍑くらい使わなければ成し得ないはずの強烈な香りが、
参加者らから放たれていました。

公害レベルでした。

高度経済成長期に建てたれた古い建物の中にありがちな、
揮発性有機化合物(VOC)がロビーを覆っていました。


半日かけていくつかの審査を受けました。
どう表現するか考える過程も楽しかったですし、
私以外の参加者が自分を審査員側に印象づける為の工夫というか、
セリフ
表情
身振りを
多彩な方法でアピールしている様子は
夢に向かって邁進している様子そのもので
かっこよかった。

参加者はほぼ10代だったと思います。
4,50人いたぴちぴちのポップティーンたちに混じって
29歳アラウンドサーティの俺。
もはや同じ人種なのかすら怪しいほどに、
みな揃ってフレッシュでした。

といってもそれはぱっと見だけで
少し話しているとなんかもう、
東京生まれ東京育ちで悪そうなやつがだいたい友達で、
ツイッターのフォロワーといいねの数に一喜一憂して、
インスタでリア充感を演出して、
きゃりーぱみゅぱみゅが着てた服を手に入れるため
どこまでもチャリ漕いで服屋をはしごするような
一般的なイケてる若者って感じ
ですかね。
特別すごそうな人ってのはそうそういないもんですよ。
というわけで色々と負けてないはずなのに、
本当に俺はここにいて大丈夫なんだろうかという不安に掻き立てられます。
背がでかいことも手伝って目立って余計に恥ずかしい。

信じることができるのは、自分のみ。
背がでかいのはメリットのはずだ×100

160年前、
吉田松陰先生がペリー提督率いる黒船に乗り込んだ時くらいの勇気と覚悟を経験できた気がします。

小舟一つで荒波を掻き分けて、
殺されるのを覚悟で、
外人が列挙して待つ黒船に乗り込む瞬間というのは、

ファッションも小物もキマってて香水臭い若い子らを掻き分けて、
ファッショナブルに見えなくもないYONEXのテニスバッグと蛍光色のテニスシューズで、
会場に乗り込む瞬間と
同じことですから。
これは歴史的瞬間の追体験ということです。

吉田松陰は、黒船から降ろされ投獄された後(鎖国中に国から出ようとした罪で)、当時を次のように振り返っています。

「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」
(このようなことをすれば、こうなることはわかっていた。しかし、それでも私を行動に踏み切らせたのは、日本男児であるがゆえ致し方ないことだ。)

現代人の中で、この句の本質を俺以上に理解している吉田さんはいないでしょうな。

あまりに場違いなバックでしたし、
会場を移動するごとに持ち運ぶよう言われていたこともあり、
周りの人も

あのバックには楽器かなんかが入ってんだな

くらいにしか思わないだろうという逆読みが可能となり、
まったく気になりませんでした。
楽器などなく
中には
テニスラケット
替えのグリップ
GW中の着替え
パンツやら靴下やらが詰め込まれていただけです。
会場に通され用意された椅子に座ってしまえば、
羞恥心なんてどっかいきますね。
慣れていってパワーが湧きます。
やってやる!
昭和生まれをなめるな!
みたいな。

文章の初めに触れたように、オーディションは本当に楽しかった。
もっとやっていたかった。
若い頃ならおそらく恥ずかしさが勝って大したことはできなかったと思います。
今の歳でよかった。
この歳で受けたことがよかった。
色々と人生経験を積んでいたからよかった。
もっとうまく出来た感は残るけど結果論なので。
まあ落ちたらまた別のを受けてみて結論だそうと思います。
その時は今回の反省点を踏まえて、
チームを仕切りまくろうと思います。

結果は一週間後に全員に知らされるそうで
・君はイケてる(所属決定
・君は原石(養成所行き
・もう来るな
の3段階らしいので、今後の進路の指標の一つにさせて頂きます。



夜は、医学部合格を目指す公務員時代の仲間と宴を楽しみました。
やはり意見交換は活力になります。
超がんばってるでしょうけど、引き続き、超頑張ってください。
リアルガチ応援してます。


そして沖縄カムバック。
とりあえず、私は、過去何度もなあなあになってしまった一級建築士合格を次こそ本気で目指そうかなとか思いつつ、結局PCいじってます。
昔の勉強のように、何かに本気で熱くなりたいもんです。
芸能オーディションは、久しぶりにその気持ちを思い出させてくれたので、忘れないように記載しておきました。

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