労働力の提供か、独立か。
airbnb生活を始めて4ヶ月目に突入しました。
企業に勤め労働力を提供して賃金を得ていた頃の暮らしと比較することができ、独立ってどうなんだろうと気になる人もいると思うので、この辺で一感想を述べてみたいと思います。
一言でいえば、簡単ではないといったところでしょうか。
心構えがいまいちだと結果もいまいちになってしまうのでしょう。
「何の為に」という部分が抜けているとやはり得られるものは少ない気がします。
後悔しているわけではないです。一般的に、外国の見ず知らずの男の家に泊まって高いホテル代を浮かせようなどと考え、さらに実行に移す勇気のある人は、金はないが夢はある系の優秀な学生さんが多く、少し話すだけでも得るものがあるからです。
ヤンキーみたいな人は来ません。他人の家でせせこましくするなんてごめんなんでしょう。
といっても値段設定はキモで、高すぎれば当然ですがホテルに取られてしまうし、安すぎるとホームレス一歩手前みたいな人が連泊しだす可能性があります。
年始に、西日本のゲストハウスをいくつか回りましたが、安すぎる値段設定はあまりいいことがない気がします。
10年間住み続けてる謎の人がいるゲストハウスもありました。
ちなみにそちらは1泊800円でさらにお得な週割・月割がありました。
その人のベッドの脇というか後ろが私のベッドで、酸っぱい臭いがしたのを覚えています。
こういうのはだめだ!と感じました。
その点airbnbは安心で、政府発行の身分証明提出と承認(パスポートか日本の場合は免許証もOK)が義務なので、敷居は高いですが始めてしまえばゲストもホストも安心できます。
さらに、
評価が低い人は予約できない
予約した人にしか詳細な住所や個人情報が表示されない
金銭やり取りはエアビーが行う
自動翻訳
など
ゲストハウスの問題点を洗いざらい解決してくれているので、今日のairbnb大躍進もうなずけます。
今のところ価格はいい線ついてるようです。
ゲストはみな礼儀正しく、最後には片言でアリガトウゴザイマシタと言ってお辞儀して帰ります。
一昨日は5名の宿泊。ドイツ人留学生3名と台湾からのカップル。
昨日は一泊1500円だったので、7500円の収入です。
ドイツの方はインターンシップでこれまで東京にいたらしく、三菱なんとか(ききとれなかったand強がってアーハァンで聴き逃した)で働き、最後は沖縄で遊ぼうと突如計画しほんとに沖縄にきたという方々。3名とも女性。
それと、台湾からのカップル。ともに学生。こちらは日本が好きらしいです。
彼らの生きる姿勢は、行動することで道を切り開くというスタイルそのもので、自分もそういう人生を送りたいと日々思うため、勉強になります。
例えば
昨日の留学生は、どこかで緑茶の葉を購入したらしく、それを早く飲みたかったらしいのですが、我が家には急須がありません。
キッチンで不満を小声で言ってるのが聞こえてきました、、
しかし、彼女らはザルとフライパンとどんぶりを器用に使ってお茶を淹れたようです。
いままでの固定概念をぶっ壊されるようでした。
だって、綾鷹の名人とやらが急須で淹れようが、ドイツ人がフライパンとザルで淹れようが、正直、味一緒だと思います。
でも、なんかそれは違う気がするから飲みたくない、と私が考えてしまうのは固定概念のせいです。
飲みたいなら飲む方法はいくらでもある!という彼女らの姿勢を目の当たりにして考え方が発展し、やりたいことを諦めるな!という今一番考えてることを後押ししてもらったようないい気分になりました。
つまり、成長の機会が暮らしに溢れている気がするんですよね。こういう経験や気持ちになれるのは、メリットの一つだと思います。
仮に彼女らと道端で肩がぶつかったら、お互いに笑顔でごめん!で終えられる気がします。
間違っても舌打ちし合ったり、煽り合う車やSNSで罵り合う若者みたいなことにはならない気がします。
教育レベルとか
国民性とか
そういう話ではないと思うんです。
今を楽しくしてみせるという、活力にあふれている感じですか
清々しい気持ちになります。
長くなってしまいましたが、この暮らしのメリデメをまとめてみます。
メリット
1.一番えらいのは自分=社長=俺の城=気分がとてもいい。関係あるかわかりませんが、平日起きるのが苦ではなくなりました。
2.収入が一日単位で、ワクワク感がすごい。わくわくさん状態。
3.室数を増やせば利益も比例するので、金持ちコースを突き進むのもよし。がめつくならずに自分の時間を楽しむのもよし。すべて自分で選択可能な開放感。
4.お客さんの滞在時の快適を追求するという喜びは、想像していたよりも捗る。例えば、ベッド文化の人は厚みを予約前に把握したがるので、ニトリ8点セットのペラペラマットじゃ実はまずいんかな、トゥルースリーパー敷いといたら喜んで予約率も上がるんかな、とか色々考えるのが面白い。
5.日本をだめにし続ける意味不明な公共工事に関与しないで済む。(元公務員限定)
デメリット
1.観光客の減少による経済の低迷。今ある潜在的なのは、アメリカと北朝鮮とで戦争が起きた場合の経済低迷。沖縄のアメリカ軍基地が使われないことを願いたい。今のところ、配備された空母中心のチームでやっつけるから沖縄は関係ないみたいな報道だけど。最近F22が「暫定的に」嘉手納に配備されたというニュースも勘ぐってしまう。その高性能は沖縄に必要ですかと。シリアへの空爆にドイツ国内のアメリカ軍基地が使われていたように、北朝鮮への空爆には沖縄からの出撃はありえそう。しかもシリア空爆がドイツに通達されてなくメルケルさんが激おこだったように、アメリカが沖縄から北朝鮮に空爆しに行っても日本に通達されない可能性があるのも、後の危険をはらんでる気がする。さらに沖縄への旅行客はほとんどがアジア圏から来る。この地域での政治的緊張は、俺だけではなく旅行にこようとしている人も怖いはずなので、経済が低迷する要因に成りうる。というわけで翁長さん基地県外に移設して下さい。
2.お客とのトラブル。
まあこんな感じですかねー
お客とのトラブル自体は、自分がトラブルだと思うからトラブルに認知されるだけであって、先方からしてみたら助言あげます程度にしか捉えていない節もありますので、これもデメリットというよりは、俺の小さい心というか許容できる範囲の問題であって、成長の機会とも言えますので、色々と捗っています。久しぶりに成長してる感じがします。おれはずっと成長していたいんだろうか。
本当に優れた人がやれば、デメリットは存在しないと笑顔で答えるかもですね。
しばらくやってみて、とりあえず時間だけは沢山あるので、青い海と流れの遅い時間の中で次の道をゆっくりと、今度は焦らずに決めていきたいと思っています。
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