MGS5TPP_クワイエットはスナイパーウルフ?説を検証する。メタルギア・ソリッド1と5について
1998年、初代プレイステーションで発売され人気を博し、今では全世界で559万本のヒットを続けている メタルギア・ソリッド (以下 MGS )というアクションゲームがあります。 アクションゲームというと、映画ランボーのような、筋肉マッチョな軍人がマシンガンやロケットランチャーをぶっぱなす映像を想像するかもしれませんが、 MGS はその要素を最小限に抑え、 ストーリーに国際情勢・政治・科学技術・そして生き方に関する鋭い考察を混ぜていることが特色であり、 MGS が子供だけでなく私のようなアラサー世代にも支持されている理由の一つかと思います。 特に登場するキャラ一人ひとりに、 クライマックスまで到底気づくことができない行動の目的・過去・人生観が論理的に構成されており、 平和な日本で暮らす男性諸君にとっては、 「今まで正義のヒーローに成りきって敵を排除し物語を進めてきたけど、本当の悪党なんてこの世にいるのかな?」という 深い洞察を得られる貴重な機会になっているのではないでしょうか。 監督は、当時無名の若き小島秀夫監督です。 映画監督を目指していたそうですが、夢やぶれてゲーム制作会社のコナミに入社し、その後アクションゲーム開発においてその名を世界に知らしめた方です。 また、ゲーム業界全体の地位を高めた方としても知られます。 映画でしかできないと思っていたことが、ハードウェアの発展(初代プレステ)により、ゲームでもできるようになった、と過去に語っています。 コナミの執行役員を務めた後に同じ開発チームの面々と独立し、 現在は、ウォーキングデッドシリーズでイケメンぶりを振りまいている ノーマンリーダス さん、 ハンニバルシリーズで天才奇人ぶりを見せつけている マッツ・ミケルセン さんらを主人公と敵役としたらしい 新作ゲーム の開発を進めています。 私は小学校の頃 MGS を体験してから大ファンで、今も、昨年発売された 最新作 MGS 5を楽しんでいるファンの一人です。 前述したように MGS はストーリーが深く、 1週遊んだだけで本質をつかむことは難しく、 youtube などの動画共有サイトには、ストーリーを理解するための up 主の考察や 物語の重要要部分と思われる会話だけで ...